【必読ポイント!】暮らしは「自然」にあふれている
みんな「地球の素材」を使って生きている
私たちの暮らしは、「地球にあったもの」からできている。たとえば「住宅」。旧石器時代は洞窟を住処にし、少し時代が進むと、マンモスの骨や牙で骨組みをつくり、毛皮で屋根を覆うようになった。現代は木材やコンクリート、鉱物など、自然の素材に手を加えたものを使って、住宅や建物をつくっている。いずれにせよ、すべてはもともと自然界に存在していたものである。
すべての生き物は、「“すでにあるもの”を使って生きる」ことを基本とする。限られた環境の中でなんとか生き残るために工夫をする、「ブリコラージュ」という生存戦略である。
植物は動けないが、光や水、土壌から得られる栄養で自らを最適化し、都会のカラスはゴミを使って巣を作る。これらもすべて、ブリコラージュである。
人間も同様だ。地球という星が用意した材料を工夫して使って、自然と一緒になんとか「暮らし」に変えてきたのである。
バナナにはなぜ種がないのか?

バナナほど持ち運びやすく、日持ちがし、そして簡単に栄養補給できる果物はない。
しかし、著者が沖縄で手にした「野生のバナナ」は、私たちが知っているバナナとまったく違っていた。中は黒く種ばかりで、果肉はほんの少しだけ。現代のバナナは自然の姿ではなかったのだ。




















