「みんなが頑張れば成果が出る」の間違い
全体最適のマネジメント理論TOC
組織内の多くの活動に「つながり」と「ばらつき」がある。たとえば、仕事のフローにおいて、各部署が1日に処理できる能力には、それぞれ20、15、10、16のばらつきがあるとしよう。すると、1日にボトルネックの「10」以上のアウトプットが全体として出力されることは不可能である。この制約を「カイゼン」しないと全体に成果をもたらせない。つまり、非制約のカイゼンは時間とお金を無駄にし、しかも有限なリソースが失われ、組織はダメージを受けてしまう。
こうした制約に集中した助け合いが全体最適のマネジメントをもたらす。このことを明らかにしたのが、ゴールドラット博士の提唱した Theory Of Constraints(TOC)であり、制約理論とも呼ばれる。
大事なのは、制約つまりボトルネックの発見だ。たとえば全体で設計にボトルネックがあるなら、設計にしかできない仕事に集中できるように、他が助ければよい。ボトルネックのカイゼンに集中すれば、楽に早く結果が出る。
なぜ全国最下位の支店が1か月でトップになれたのか?

あるハウジングメーカーで、営業成績全国最下位の支店が取り組んだ事例を紹介する。希少リソースである設計部門が最も求めていたのは、クライアントへの提案を集中して考える時間だった。




















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