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自分の言葉で書くの表紙

自分の言葉で書く

思いが届く・相手が動く「文章」の書き方


本書の要点

  • 「何を書くか」は、次の4ステップで定めるとよい。まず、文章のテーマをざっくり決める。次に、「誰に」「どんな気持ちになって」「どんな行動をしてほしいか」を具体化する。そのうえで、自分の立ち位置を明確にし、「どこに光を当てるか」を決める。最後に、伝えたいことを1つに絞り込む。

  • ペルソナに対するヒアリングでは、抽象的な悩みだけでなく、具体的な場面を尋ねるのが効果的だ。

  • 相手を動かす文章は、「ハッとする」「ワクワクする」「納得する」「行動する」の4要素で構成される。行動を促すには、ロジックよりも、商品やサービスが“ある未来”と“ない未来”をリアルに描くほうが、心に届きやすい。

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なぜ「文章が書けない」のか?

5つのパターンと対処法

b-bee/gettyimages

「文章がうまく書けない」という悩みは、大きく5つのパターンに分けられる。自分のパターンを特定し、それに合う対処をしよう。

1つ目の悩みは「何を書けばいいかわからない」だ。

この場合、「誰に」「どんな気持ちになって」「どんな行動をしてほしいか」の3点を決めることで、書くべき内容が見えてくる。

2つ目の悩みは「書きたいことが多くてまとまらない」だ。

思いついたことをすべて書き出して、「書くこと」と「書かないこと」を分けよう。テーマを絞るほど、より刺さる文章になる。

3つ目の悩みは「思いや考えを言葉にできない」だ。

うまく表現できなくても構わないので、まずは書き上げてから、より適切な言葉に整えていけばいい。「うまく言葉にできないんですけど」と前置きして話してみたり、「何が一番」と「なぜ」の視点で自問自答してみたりするのも効果的だ。

4つ目の悩みは「書いてもこれでいいのか判断できない」だ。

そのまま悩み続けるより、仮の状態で誰かに見せてみよう。他者の反応を受け取ることで、調整の方向性が見えてくる。

5つ目の悩みは「相手に伝わっている気がしない」だ。

まずは「自分がこう書きたい」という思いを大切にして、一気に書いてみることだ。それを誰かに見せ、相手の反応をヒントに修正を重ねることで、伝わる精度を高めていける。

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「自分の言葉で書く」ための基本

「何を書くか」の決め方

「何を書くか」は、次の4つのステップで整理できる。ここでは「コミュニケーション」についてWeb記事を書くと仮定して、それぞれのステップを見ていこう。

第1ステップでは、文章のテーマをざっくり決める。ここでは「信頼されるコミュニケーションの方法」とする。

第2ステップでは、「誰に」「どんな気持ちになって」「どんな行動をしてほしいか」を具体化する。「入社2〜3年目の20代の若手」に、「これなら今日から職場で使える」と感じてもらい、「『面白い記事あったよ』と周囲にシェアしてほしい」といったイメージだ。「誰に」の部分は、特定の人物を3人ほど思い浮かべるといいだろう。

第3ステップでは、自分の立ち位置を決め、「どこに光を当てるか」を明確にする。専門家として語るのか、読者より少しだけ経験を積んだ先輩として書くのか、それとも同じ悩みを共有する当事者として綴るのか。立ち位置が定まれば、語る内容も自然と決まる。

第4ステップでは、伝えたいことを1つに絞る。複数ある場合は、いったんすべて書き出し、今回の記事にもっとも相応しいものを選ぼう。

「伝えたいこと」の決め方

「伝えたいこと」を決めるうえで有効なのは、「読者の問いに応える」と「読者に発見を生み出す」という2つの視点である。

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要約公開日 2025.08.08
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