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知的文章術の表紙

知的文章術

誰も教えてくれない心をつかむ書き方


本書の要点

  • どんなに栄養があっても、まずい料理はいい料理ではない。同じように、内容がりっぱでも読みたくないと思われる文章はいい文章ではない。気がついたら読み終わってしまうような文章が名文といえる。

  • 読まれる文章を書くには、センテンスは短く、「が」でセンテンス同士をつながない、つなぎは入れない、という3点を心がけるべきだ。

  • おもしろく伝えるには、因果関係を追って述べるのではなく、一番言いたいところ、まん中から話を始めるとよい。

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文章を書く心構え

料理のように

miniseries/gettyimages

文章には必ず読んでもらう相手がいる。自分のために書く場合であっても、書くときの自分と読むときの自分は同じではない。個人的な日記は人に見せるものではないが、あとで読んでわからないようでは日記をつける意味がない。日記であってもやはり、読む人のことを考えて書かなければならない。

手紙やはがきのように、読む相手がはっきりしている文章もあれば、印刷物になる原稿で、どこでだれが読むかわからない文章もある。相手あっての文章だと考えると、文章は料理のようなものだということがわかってくる。

料理は作った人も食べるものだが、食べてくれる人がいなければ張り合いがない。うまいと言ってくれる人がいるからこそ、腕をふるう気になるというものだ。

文章は料理だと考えると、まず食べられなくてはならない。何の料理かわからなければ食べてもらえないように、何を言っているのかわからない文章では相手に迷惑だ。誤字、脱字、当て字のたぐいは料理の中の石のようなもので、入っていたら文章を台なしにしてしまう。それから、料理は見てくれだけでなく、栄養がありハラもふくれるということが大事なように、いくら表現にこっていても、中身がなくてはいい文章とは言えない。

なによりも大切なのは、おいしいということだ。どんなに栄養があっても、まずければいい料理ではない。内容がりっぱでも、読みたくないと思われるような文章ではいけないのだ。興味を引かれ、続きが読みたくなり、気がついたら読み終わっていたというのが名文だ。

文章は料理のように、おいしくなければならない。

案ずるよりは書いてみる

文章の期限が決まっていると、妙に負担になるものだ。いいものを書こうと意気込むとよけいに気が重くなる。締切りは迫ってくるのに、思うように原稿が進まず、大して急ぎではないほかの仕事に手を出してしまうことさえある。こうなるともう、約束の原稿は書けない。

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要約公開日 2024.07.28
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