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本書の要点

  • 働き方には、「加減乗除」の4つのステージがある。最終形態である「除」こそが自由な働き方の理想形だ。

  • 「加」のステージでは、仕事の難易度をチューニングしながらできることを増やしていく。

  • 「減」のステージでは、「やりたくて、得意で、喜んでもらえる仕事」だけを選び、強みを磨く。

  • 「乗」のステージでは、メインの強みで突き抜けるとともに、自分の強みと他者の強みを掛け合わせる。

  • 「除」のステージでは、メインの強みを軸として複数のプロジェクトを同時進行させる。

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働き方の4つのステージ

理想型は「除」

働き方には、「加減乗除」の4つの形態がある。「加」からはじまり、「減」「乗」とすすんでいく。最終形態である「除」は自由な働き方の理想形だ。

4つのステージの概要は、次のとおりだ。

「加」:ニガテなこともやりつつ、量をこなしてできることを増やすステージ。仕事の報酬は「仕事」。

「減」:好みでない作業を減らして、強みに集中するステージ。仕事の報酬は「強み」。

「乗」:磨き上げた強みに、別の強みを掛け合わせるステージ。仕事の報酬は「仲間」。

「除」:ひとつの作業をしていると複数の仕事が同時に進むようにするステージ。仕事の報酬は「自由」。

要約では、それぞれのステージにおける働き方について紹介していく。

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ステージ(1)「加」

「夢中」になれるようにチューニングする

BrianAJackson/iStock/Thinkstock

仕事のモヤモヤには、「不安」と「退屈」の2種類がある。能力を超えた挑戦をしているときは「不安」になり、能力が高いのに挑戦しないと「退屈」になってしまう。一方、挑戦と能力のバランスが取れていると、人は「夢中」になる。

不安であったり、退屈であったりする状態に慣れてしまってはいけない。「仕事なんてそんなものだ」と思うかもしれないが、そんな割り切り意識はいっそうモヤモヤを濃くする。どこかで燃え尽き症候群になってしまいかねない。

では、どうすれば夢中になることができるか。「挑戦」の重圧がネックになってパフォーマンスが下がってしまっているなら、一時的に目標を下げてみるのがいいかもしれない。ただ、挑戦を避けてしまうと、やっていることに飽きてしまい、やがて退屈してしまう。

だから、基本的には「能力」を高める方向性で考えてみよう。本を読んだり、繰り返しチャレンジしたりすれば、「能力」を高めて「夢中」に近づくことができるだろう。

また、高すぎる目標を下げるまではいかずとも、自分で小さな目標を設定し、それを達成するのもよいだろう。これを「難易度のチューニング」という。

このようにして、自分が常に「夢中」の状態でいられるように挑戦と能力をチューニングし続けよう。

仕事を因数分解する

peshkov/iStock/Thinkstock

ひとつの仕事は、さまざまな作業が合わさってできている。好みの作業もあれば、好みでない作業もあるだろう。仕事を楽しくするためには、仕事のうちの「好みでない作業を減らすこと」と「好みの作業を増やすこと」がキモとなる。

たとえば著者の「好みでない作業」としては、人前で話すことや、知らない人と話すこと、電話することなどが挙げられる。あるとき、そんな著者が講座をつくり、参加者を募集し、開催することになった。人前で話す作業は好みでないが、人前に出ること自体は避けようがない。そこで著者は、「参加者が話しやすいお題をつくる」という選択をすることで、人前に出るものの、話すことを極力避けることに成功した。お題を考える作業は、むしろ好みの作業であるという。

このように、好みでない作業を減らし、好みの作業に置き換えていくようにチューニングしよう。そして、好みでない作業からは全力で逃げることだ。まずは自分の好みを把握するため、好みの作業を好みでない作業をそれぞれ書き出してみるとよい。

「ポジティブ動機3点セット」を揃える

働く動機として、(1)楽しさ、(2)社会的意義、(3)成長可能性の3つが揃うと、仕事が楽しくてしかたがなくなる。

たとえば著者は以前、

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要約公開日 2018.08.27
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