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ブランド・ジーン 繁盛をもたらす遺伝子の表紙

ブランド・ジーン 繁盛をもたらす遺伝子


本書の要点

  • ビジネスにはブランドの突然の衰退や隆盛、戦略の域を超えた爆発的ヒットなど、セオリーで語れない現象が起こることがある。これは、ブランドには「ブランド・ジーン(=ブランドの遺伝子)」が宿っており、ブランド・ジーンが自身のやりたいことを達成するためにブランドを利用しているためと考えると合点がいく。

  • ブランド・ジーンを呼び込み、ブランドを繁栄させるには、ブランドがどんな「価値」を人に与えているのかというブランド・エッセンスに気づくこと、苦労を美徳とするのはやめ、逆境は新しく変われるチャンスととらえることが重要だ。

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【必読ポイント!】 「ブランド・ジーン」とは?

人は「ブランド」の意志に動かされている?

©iStock/Rawpixel Ltd

「ブランド」は人間が作りだしているものである、というのがふつうの考え方だろう。しかし著者は、さまざまなビジネスのケースを見てきた経験から、その関係を逆にして考えたほうがビジネスの実態をつかめるのではないか、と思うようになってきた。つまり、「ブランド」自身に何らかの意志があり、その意志が人間を動かしているのではないか、と考えるのである。

そう考えるに至った理由は3つある。1つ目は、アップルが革新的な商品を出せなくなってきたと思ったら、今度はグーグルがその役割を負って台頭してきた例のように、企業の隆盛が移り変わっていく様がまるで「繁盛の遺伝子」が「宿主を変えて」すみかを移しているように見えること。2つ目は、ビジネスは「こうすればこうなる」という経営理論どおりには決していかないと肌で感じてきたこと。3つ目は、売ろうとして戦略的に売ったとは思えないのに、爆発的なヒットを見せているケースを目の当たりにしたこと、である。

今や企業の存続年数は一昔前と比べてどんどん短くなっている。ビジネスを成功させるには、この「ブランドの意志」を理解し、「味方につける」という考え方に立ってみることがカギとなってくるに違いない。

「ブランド」に宿る「ブランド・ジーン」

ブランドに宿って意志的に自分のやりたいことをやる、「人間ではない何か」を、著者は「ブランド・ジーン」(=ブランドの遺伝子)と呼ぶ。ブランド・ジーンは、ブランドを創造し、ブランドを利用する。やりたいことを成し遂げたらブランドから出て行き、そうするとそのブランドは衰退する。

ブランドには、長生きなものもあれば、短命なものもある。「ディズニー」ブランドのように、創業者ウォルト・ディズニー亡き後も長く繁栄して続いているものもあれば、残念ながら

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要約公開日 2015.12.09
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