flier_logo
ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから
なぜあの商品、サービスは売れたのか?の表紙

なぜあの商品、サービスは売れたのか?

トップマーケッターたちの思考


本書の要点

  • 夜間美容ブランド「YOLU」は「トレンド×自社の強み×明確なコンセプト」によって市場で差別化し、コロナ禍のニーズと合致して急成長した。

  • 「ファクトリエ」は工場直結のアパレルブランドとして日本のものづくりを支えている。プロセスエコノミーを活用し、品質と透明性を重視する戦略で成功した。

  • 特殊ECプラットフォームの成功事例が「食べチョク」である。生産者と消費者を直接つなぐ仕組みを確立し、共感マーケティングとメディア戦略で急成長を遂げた。

1 / 3

マーケット分析からヒットした商品・サービス

「夜間美容」のコンセプトが大ヒットした理由

AlexandrBognat/gettyimages

まずは、マーケット分析に基づいてD2C事業を展開したマーケターたちを紹介する。要約では、「トレンド×自社の強み×明確なコンセプト」で大ヒットした「YOLU」をとりあげる。株式会社I-ne(アイエヌイー)はヘアケアを中心としたボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST (ボタニスト)」、夜間美容ブランド「YOLU(ヨル)」などを擁する企業だ。

シャンプーブランドYOLUが成功した背景には、時代のトレンドと独自のコンセプトがあった。2021年のコロナ禍では、「おうち美容」が流行し、消費者は自宅でのスキンケアやヘアケアに関心を寄せていた。髪が寝ている間にダメージを受けることは科学的にも証明されており、そこで「夜間美容」という新たなコンセプトが生まれた。もともとナイトキャップなどは市場に存在していたが、シャンプーに応用した例はなく、この独自性が市場での差別化につながっていく。

さらには、BOTANISTという先行ブランドで成功を収めた実績が、バイヤーからの信頼を得る要因となった。こうして、YOLUはコロナ禍のニーズとマッチして急成長を遂げた。

YOLUは社内コンテストから生まれたブランドである。調査段階では「高濃度ビタミンシャンプー」が1位だったが、市場に類似商品が多く、独自性を打ち出しにくいという理由で「夜間美容」のアイデアのほうが選ばれた。I-ne執行役員CSOである伊藤翔哉氏は、定量調査でよい結果が出るものは普段接しているものになりがちだと考えている。最終決定でカギとなるのは「広告表現でどう言えるか」だ。

伊藤氏が重視するのは、これまでにないものを出していくという指針と、「D2Cの勝ち方のセオリー」に乗れることのバランスである。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3784/4551文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2025.05.08
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

対話するプレゼン
対話するプレゼン
岩下宏一
アンパンマンと日本人
アンパンマンと日本人
柳瀬博一
ブランディングの誤解
ブランディングの誤解
西口一希
行動する人に世界は優しい
行動する人に世界は優しい
佐藤航陽
AI分析でわかった トップ5%社員の読書術
AI分析でわかった トップ5%社員の読書術
越川慎司
デンマーク人はなぜ会議より3分の雑談を大切にするのか
デンマーク人はなぜ会議より3分の雑談を大切にするのか
針貝有佳
言葉の解像度を上げる
言葉の解像度を上げる
浅田すぐる
読めば分かるは当たり前?
読めば分かるは当たり前?
犬塚美輪

同じカテゴリーの要約

ロレックスの経営史
ロレックスの経営史
ピエール=イヴ・ドンゼ
あのサービスはなぜ継続率が高いのか?
あのサービスはなぜ継続率が高いのか?
松迫崇道
読まない人に、本を売れ。
読まない人に、本を売れ。
永松茂久
「新」富裕層ビジネスの教科書
「新」富裕層ビジネスの教科書
岸田大輔
非常識なマーケティング大全
非常識なマーケティング大全
小山竜央
行動経済学が最強の学問である
行動経済学が最強の学問である
相良奈美香
強いLLMO
強いLLMO
竹内渓太
Z家族
Z家族
博報堂生活総合研究所
影響力の武器【第三版】
影響力の武器【第三版】
ロバート・B・チャルディー二社会行動研究会(訳)
オウンドコミュニティ
オウンドコミュニティ
福田晃一