
2025年、フライヤーで最も読まれたのは??
毎年恒例、flier年間ランキングのシーズンがやってまいりました! 2025年の1位はなんと、2023年春に刊行されたベストセラー、『頭のいい人が話す前に考えていること』。2023年の年間ランキングでは2位、2024年には5位と続けてベスト10入りを成し遂げていましたが、今回はさらに人気をのばして1位に。その強さはどこにあるのでしょうか? 「頭のいい人」がどのように仕事を進めているかに着目した本は近年、年代問わず読まれる傾向にあります。本書は、コミュニケーションという、どのような仕事にも関係するテーマを入口として、「誰でも頭のいい人になれる!」と銘打つハードルの低さも特徴。しかも「話し方」ではなく「話す前」に注目し、どのように思考を整理して言語化していけばよいのかから考える本書は、小手先だけではない、地に足のついたアドバイスが得られると好評です。コンサルティング業界に長く身を置きながら、「口下手だった」という著者の安達裕哉さんだからこそ、その説得力はバツグン。さまざまなメディアで紹介され大きな反響を得ていました。読み継がれていくべきベストセラーとして、納得の1位です。
言語化をテーマとしたコミュニケーション関連書籍は近年、本当に根強い人気を誇っています。ロングセラーの『人は話し方が9割』(6位)はその代表選手ですが、『上手に「説明できる人」と「できない人」の習慣』(9位)、『こうやって頭のなかを言語化する。』(10位)といった本がベスト10入りした背景には、『頭のいい人が話す前に考えていること』と同様の関心があるように思います。できることなら「クレバーに話したい」ですよね。 やや変化球ですが、『部下をもったらいちばん最初に読む本』(4位)もこの流れにある書籍といえます。人間の基本的欲求に立ち返りつつ、チームメンバーが自発的に動きたくなるような声掛け、言語化のあり方を教えてくれるからです。
また、2位から先の今回のランキングを眺めると、1つの傾向が見えてきます。「1日1日をより充実させたい」という思いです。 アフターコロナで外出需要・成長意欲はさらなる高まりを見せていますが、そのなかで、なるべく不安は少なく、豊かな人生を歩んでいきたいと考えるのは自然な流れです。 『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(2位)は、多忙を極めるビジネスエリートたちの休み方に着目した本。「せっかくの休みを無駄にしたくない」という気持ちに応えています。 書店で見ない日はないというほどのベストセラー『DIE WITH ZERO』(3位)は、まさにいま人生の何に投資すべきかを教えてくれる一冊。すでにかなりの人たちが背中を押されています。 『朝1分、人生を変える小さな習慣』(7位)は、毎朝、しかも1分という単位で自分を変えていけるという手軽さが注目されています。
そのほか、ジブリ映画でも話題になった『君たちはどう生きるか』(5位)、数々のビジネスパーソンを奮い立たせてきた『イシューからはじめよ』(8位)の改訂版と、逃したくないロングセラーもひきつづきランクインしています。 1年で1万冊刊行されるビジネス書のなかで、年間通して顔を見せつづけている本は、やはりフライヤーでも愛されていることが伺えます。
フライヤーでは、間違いのないロングセラー、ベストセラーとともに、トレンドの大きな波をつくる良書を漏らさず紹介していけるよう、今後も精進を重ねてまいります。
気になる書籍がございましたら、まずは要約からチェックいただけますと幸いです。
2024年の年間ランキングはこちらから。 ※ランキングはフライヤー有料会員の閲覧にもとづいて作成されています。
ライター・石田翼


2025年のフライヤーで最も読まれた要約は、『頭のいい人が話す前に考えていること』です。2023年のビジネス書ランキングを席巻し、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」ではビジネス実務部門を受賞した本書が、今年も高い支持を集めました。
コンサルタントとして3,000社以上の経営者と向き合ってきた安達裕哉さんが、コミュニケーションにおける7つの黄金法則を紹介する本書。未読の人はもちろん、発売当初に読んだことがある人も、ぜひ手に取ってみてください。


第2位は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』でした。
本書は、経営者でありベストセラー作家としても知られる越川慎司さんが、これまで交流してきたエグゼクティブたちの「休み方」をまとめた一冊。アラームをかけずにゆっくり眠り、ソファでスマホを眺めてダラダラ過ごし、気づけば夜……。そんな休日が当たり前になっている人にこそ、多くの気づきが得られる内容です。


第3位は『DIE WITH ZERO』です。
本書のカギは「ゼロで死ぬ」という考え方。著者は、人生で重要なのは富の最大化ではなく経験の最大化だと語り、今しかできないことにこそお金を使い、人生を豊かにすべきだと主張しています。
いくら貯金をしても、通帳を持ったまま天国へ行くことはできません。「今しか得られない経験に投資してみよう」と背中を押してくれる、価値観が揺さぶられる一冊です。


第4位は、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」で総合グランプリとマネジメント部門賞を受賞した『部下をもったらいちばん最初に読む本』でした。
本書では、アチーブメント株式会社の取締役営業本部長でありトレーナーとしても活躍する橋本拓也さんが、自身のマネジメントを劇的に変えた「リードマネジメント」の5つの技術を紹介します。実践すれば、「部下が思うように動いてくれない」という悩みから解放されるはずです。


第5位は、2017年に漫画化されて再ブームを呼び、2023年の同名映画でも大きな話題となった『君たちはどう生きるか』でした。
本書の特徴は、15歳の主人公・コペル君の日常と、叔父さんがコペル君に向けて綴った「ノート」のパートで構成されている点にあります。ふたりの哲学的なやり取りを読み終えたあとには、きっと周囲の景色が少し違って見えてくるでしょう。




![イシューからはじめよ[改訂版]](https://static.flierinc.com/summary/18_cover_300.jpg)
![イシューからはじめよ[改訂版]](https://static.flierinc.com/summary/18_cover_300.jpg)



