
2024年上半期、flierで最も読まれたのは?
既刊のベストセラーが強かった昨今のフライヤー(flier)で、2024年上半期に最も読まれたのは、『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』でした! 今期はこの本だけでなく、トップ10のいずれもが2023年に刊行された新刊書であり、「定番書」の底力が光る近年のフライヤーとはまた違った、新しい風を感じました。
「老後2000万円問題」が騒がれてから数年経過し、2022年に政府から「資産所得倍増計画」が発表され「貯蓄から投資へ」のシフトが促されました。そのもとで2024年から、利益分の非課税保有限度額が引き上げられ、保有期間が無期限となった新NISA(少額投資非課税制度)も始まり、「お金」に対する意識がこれまで以上に高まっています。 1位の『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』は、SNSで人気の「ライオン兄さん」こと山口貴大氏が、まさにこの新NISAの「攻略法」を教えてくれる一冊です。賢く1億円の資産を作れる堅実な方法として、世のビジネスパーソンの耳目を集めました。 「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」でグランプリを獲得した『きみのお金は誰のため』も4位にランクイン。そもそものお金の価値に立ち戻る人も増えていることが伺えます。
今回のランキングでは、「効率化」へのより一層の注目も感じられます。ChatGPTなどの生成AIが席巻し、さらに加速するDXの流れにおいて、業務のタイパ・コスパを向上させたいという欲求はいやます一方でしょう。 2位の『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』はその筆頭ともいえる内容の本です。仕事の属人化を防ぎ、業務棚卸表を作ることから始める本書を活用すれば、着実かつ確実に「時間のムダ」を減らすことができます。 3位『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』や7位『やることを8割減らすダンドリ術』、10位『頭のいい人が話す前に考えていること』もそうした流れで人気を得ている書籍です。
そのほか、6位の『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか』のように、Z世代などの若手社員とどのように仕事を盛り上げていくかという目線の本は、最近のトレンドとして要チェックです。
気になる書籍がございましたら、まずは要約からチェックいただけますと幸いです。
2023年の年間ランキングはこちらから。 ※ランキングはflier有料会員の閲覧にもとづいて作成されています。
ライター・石田翼


新NISAも話題になっているし、そろそろ投資を始めたほうがいいのかな.....と考え始めた投資初心者なら、まずはこの一冊。そもそもNISAってなに?という状態の人にもわかりやすく、制度の仕組みからお金の増やし方まで丁寧に解説してくれます。投資について理解すると、タイトルの「1億円」はけっして到達不可能な金額ではないということが納得できるはずです。


「この作業さえなければ、ストレスも残業時間も減らせるのに」「もっと成果に直結する仕事に時間を使いたいよ」……そんな人にぴったりなのが、第2位の『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』。「気まぐれ上司のご機嫌取り」「あいまい言葉と手戻り作業」「何度も説明」などといった会社の「ムダ作業」を100個挙げ、それぞれの解決策を教えてくれます。
本当に大切なことに時間を使い、もっと快適に働くために、ぜひ読んでみてください。


北欧雑貨やアンデルセンで有名なデンマーク。メルヘンなイメージ先行ながら、ビジネスの国際競争力ランキングで2年連続1位を獲得しているのはご存じですか? しかも幸福度は世界2位。このウルトラCはどうしたら実現するのでしょうか?
本書は、デンマーク人の「超生産的な働き方」を参考に、人生を謳歌しながらビジネスの成果を上げるヒントを紹介します。真のタイパを実現したいなら、読まない手はない一冊です。


子どもに「できるだけお金が稼げる仕事に就きたい」と言われたら、なんと答えればいいでしょうか。「世の中お金だけじゃない」とはいうものの、やはりお金が大切なのも事実。
『きみのお金は誰のため』は、お金にまつわる3つの真実を提示します。それは、「お金自体に価値はない」「お金で解決できる問題はない」「みんなでお金を貯めても意味はない」ということ。そんなわけない!と思っていても、この本を読み終わったら考えが変わってしまうはず。


「運ゲー」という言葉がありますが、運は自分で変えられるものでしょうか? その答えは「Yes」。運は「100%自分次第」なのです。
本書では、人気脳科学者の中野信子さんが「科学的に正しい運の上げ方」を教えてくれます。そもそも「運」は誰にでも平等に降り注いでいるもの。それをどうキャッチして活かすかが、運の分かれ目なのです。
「運のいい人」はどのように考えて行動し、「運のいい脳」につくり変えているのか。ぜひ本書でその秘密を確認してください!


第6位にランクインしたのは、『ゆるい職場』で「職場がゆるくて辞める」若者の存在を指摘して読者を驚かせた古屋星斗さんの『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか』。本書では、若手が活躍できる職場に必要な「キャリア安全性」の考え方や「優秀な人材ほど辞める」への対応策などを示しています。
古屋さんによると、若手が成長し活躍できる職場をつくるカギは「心理的安全性」と「キャリア安全性」。経営層や人事担当者のみならず、すべての“上司・先輩”に読んでほしい一冊です。


あの人は要領がいいのに自分は残業ばかり……そんなふうにモヤモヤしている人はきっと多いでしょう。
しかし本書によると、要領よく仕事を終えられる人は「仕事の進め方」がうまいのではなく「やらなくていいことを決める」のがうまいのだそう。つまりあなたも、やらなくていいことを決める方法を知れば、要領のいい人になれるということです。
本書を読んで「やることを8割減らすダンドリ術」を身につけましょう。仕事にかける時間を減らして成果を上げる、夢のような方法を知れる一冊です。


雑談に苦手意識がある人におすすめしたいのが、第8位の『雑談が上手い人が話す前にやっていること』。自身も雑談が苦手だったというひきたよしあきさんが、今日から使える雑談のコツを教えてくれます。
話題が見つからないときは、「観察」+「感情」を試してみましょう。飲み会で同じテーブルになったとしたら、「隣の席で注文した焼きそば、おいしそうですよ」と「観察」の結果を述べ、「あ〜、急にお腹減ってきたなぁ」と「感情」をつぶやいて、「中華、よく来るんですか?」と質問するだけで、会話が広がっていくでしょう。


あなたは週末の時間を有意義に使えていますか? 「平日の疲れを癒やすだけで精一杯」というあなたには、第9位の『週末ひとり時間』がぴったりです。
本書は、週末にひとり時間を確保するための時間術や、週末ひとり時間におすすめの活動などを知れる一冊。10分、15分単位の「週末ひとり時間」アイデアも紹介されているので、「仕事に家庭に趣味に忙しいのに、ひとり時間なんて……」と思う人もぜひ手に取ってみてください。次の週末が待ち遠しくなること間違いなしです。


2023年を代表するベストセラー『頭のいい人が話す前に考えていること」が、2023年年間ランキングに続き、上半期ランキングにもランクイン! コンサルタントとして3,000社以上の経営者と対峙してきた安達裕哉さんが、その豊富な経験をもとに、コミュニケーションにおける7つの黄金法則を紹介しています。
今日から意識したい黄金法則は「承認欲求を満たす側に回れ」。あなたは自分の承認欲求を満たすことばかり考えてしまっていませんか? ドキッとした人はぜひ読んでみてください。