
flier book laboは、自分の可能性を広げるオンライン読書コミュニティです。
コミュニティの目玉となるのが、音声コンテンツ「TALK」。さまざまな領域で活躍する4名のパーソナリティをお迎えして、flierの要約をもとに、ご自身の経験や解釈、アイデアなどを配信していただきます。
このたび新パーソナリティに就任されたのは、佐宗邦威さん、鈴木裕介さん、ドミニク・チェンさん、山田夏子さんです。この記事では、それぞれの「TALK」の概要と、みなさまからいただいたコメントをご紹介します!
flier book laboは現在、2023年1月から活動をスタートする会員さまを募集中です。みなさまのご参加をお待ちしております!

組織において、ピラミッド型のトップダウンでメンバーを管理していくことが難しくなった時代。「これからの企業は、やりたいことを持った個人が、共感して集まる居場所となる」と語るのは佐宗邦威さん。『直感と論理をつなぐ思考法』や『ひとりの妄想で未来は変わる』などの著者です。
このTALKでは「組織がクリエイティブになること」をテーマに据えます。そのキーワードとなるのが、ばらばらな一人ひとりが組織としてまとまる原動力となる「ストーリー」です。個々人が組織のビジョンやフィロソフィー(哲学)に共感するための「理念の物語化」はどう実現できるでしょうか。
戦略デザインファームBIOTOPEにてさまざまな企業の組織デザインに携わって来られた佐宗さんと共に考えます。
自分の働いている組織がクリエイティブであってほしい、と思っている方、ぜひ、ご参加ください。そのヒントが見つかるかもしれません。
ピラミッド型の組織で働いている人は、その構造的に創造的な動き方が難しいケースもあります。そんな場合でも、物語は、その構造を越える可能性があります。
東京大学法学部卒。イリノイ工科大学デザイン学科(Master of Design Methods)修士課程修了。P&Gにて、ファブリーズ、レノアなどのヒット商品のマーケティングを手がけたのち、ジレットのブランドマネージャーを務めた。ヒューマンバリュー社を経て、ソニークリエイティブセンター全社の新規事業創出プログラム(Sony Seed Acceleration Program)の立ち上げなどに携わったのち、独立。
B to C消費財のブランドデザインや、ハイテクR&Dのコンセプトデザインやサービスデザインプロジェクトを得意としている。『直感と論理をつなぐ思考法』(ダイヤモンド社)『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』(クロスメディア・パブリッシング)『ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION』(日経BP)著者。
大学院大学至善館特任准教授・多摩美術大学特任准教授。



このTALKでは『我慢して生きるほど人生は長くない』の著者で医師の鈴木裕介さんをパーソナリティにお迎えします。鈴木さんは人々が持つ「生きづらさ」や「虚無感」、さまざまな痛みに寄り添いながら、ライフワークとしてメンタルヘルスに取り組んでいます。
現在着目されているのは、新しいストレス理論です。
「盗んだバイクで走り出す」少年は見当たらなくなり、鬱や引きこもりなど「心がシャットダウン」するように人間関係を回避的にしていくストレス反応の傾向が強くなってきています。時代として、ストレスの表現型が「アッパー系」から「ダウナー系」へと変わってきているのです。
このTALKでは鈴木さんとともに複数の書籍を通じて、新しいストレス理論や、人間関係の質の向上に寄与するさまざまな心理学的概念・理論に触れていきます。そこから、人生をゆたかにする「つながり」や、心と身体の関連性について見つめ直すとともに、今の時代に必要な「人間的な」コミュニケーションのあり方を考えていきます。
頭痛や腰痛が「メンタル疾患」である、といったら驚かれるでしょうか。心療内科医師として、日々こころと身体のつながりの奥深さに魅了されています。そして、ストレスやこころ、自律神経に関する理論が、現代社会に起こっているあらゆる困難に対する見通しを変化させるスコープになるのではないかと考えています。こころと神経(からだ)、そして社会とのつながりを見通すことで見えてくる世界の奥深さを一緒に体験できればうれしいです。
内科医・心療内科医・産業医。2008年高知大学卒。
内科医として高知県内の病院に勤務後、一般社団法人高知医療再生機構にて医療広報や若手医療職のメンタルヘルス支援などに従事。2015年よりハイズ株式会社に参画、コンサルタントとして経営視点から医療現場の環境改善に従事。2018年、「セーブポイント(安心の拠点)」をコンセプトとした秋葉原saveクリニックを高知時代の仲間と共に開業、院長に就任。また、研修医時代の近親者の自死をきっかけとし、ライフワークとしてメンタルヘルスに取り組み、産業医活動や講演、SNSでの情報発信を積極的に行っている。
2021年にアスコム社より出版した『我慢して生きるほど人生は長くない』は10万部のベストセラー。その他『メンタル・クエスト〜心のHPが0になりそうな自分を楽にする本〜』(大和出版刊)など著作も多数。ゲーム「スプラトゥーン」を心から愛し、プレイ時間は4000時間超で、ウデマエはX。



このTALKでは、自然界の「発酵」を比喩として用い、発酵的な視点でライフスタイルやコミュニケーション、社会を捉え直します。例えば、発酵の特性である「寝かせる」「放置する」「積極的にいじらない」という視点は、短期的で成果主義の忙しない思考から長期的でプロセスに目を向ける思考へと世界の見方を変容させてくれます。
パーソナリティを務めるドミニク・チェンさんは、哲学、デザイン、アート、情報学、発酵学などざまざまな分野を自由に越境する気鋭の情報学者です。ぬか床とコミュニケーションがとれるぬか床ロボット「Nukabot」の研究開発や、発酵メディア研究を通じて、発酵の構造からインターネットやコミュニケーション、社会の在り方について考えてこられました。
発酵的視点を通じて、世界を見つめ直しましょう。
わたしたちの存在を、そして世界を背景で支える微生物たちの発酵という行為に着想を得て、人間の生きる世界を見つめなおすということを研究しています。個人の自律性を尊重しながら、精神論や自己責任論に陥らないように、異質な他者と時に重なり合いながら生きる方法を、「発酵」のメタファーと一緒に考えていきたいと思います。
1981年、東京生まれ。フランス国籍、日仏英のトリリンガル。博士(学際情報学)。NTT InterCommunication Center[ICC]研究員、 株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文学学術院教授。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)Design/MediaArts専攻を卒業した後、NPOクリエイティブ・コモンズ・ジャパン(現・コモンスフィア)を仲間と立ち上げ、自由なインターネット文化の醸成に努めてきた。
現在は人と微生物が会話できるぬか床発酵ロボット『NukaBot』(Ferment Media Research)を開発するほか、不特定多数の遺言の執筆プロセスを集めたインスタレーション『Last Words / TypeTrace』(dividual inc.)を制作し、国内外で展示を行いながら、テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している。
著書に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)など、監訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)など多数。



このTALKのパーソナリティは『グラフィックファシリテーションの教科書』の著者、山田夏子さん。「グラフィックファシリテーション」とは、話し合いをリアルタイムで、絵と文字で「見える化」することで、場の活性化や相互理解を促す技術のことです。
重視するのは、参加者の「主体性」に火がつくこと。
私たちは、会議や対話の場で主体的に考えることに蓋をして、つい「いい子」でいることが少なくありません。その背景には、無自覚の前提や関係性へのとらわれがあります。絵を使うことで、無自覚な前提をあぶりだし、自分の本当の想いや感覚に気づくことができると山田さんは言います。「脱いい子」して、主体性を取り戻すにはーー? 山田さんと共に複数の書籍を巡ります。
最近、いい子になりすぎちゃってる組織人が、あまりにも多いように感じます。人からどう思われるかを気にして自分を制限することが、イキイキと自分の主体を生きていると言えるでしょうか。
あなたの内発的動機は何ですか? 答えの無い現代社会の中で、自分を生きる力を、クリエイティビティで取り戻す。そんなTALKにしたいと思います。
武蔵野美術大学卒業。バンタンにてスクールディレクターや校長などを歴任。独立後2008年しごと総合研究所を設立、グラフィックファシリテーションを活用した「組織開発」を展開。携わった組織は950社以上。育成講座は延べ2500人が受講。様々な形で深い理解を育む対話支援をしている。
2017年NHK総合『週刊ニュース深読み』(1年間レギュラー)、2021年NHK総合『考えると世界が変わる「みんなパスカる!」』、2022年 日テレ『午前0時の森』、カンテレ『報道ランナー』、多数のラジオ番組に出演。著書『グラフィックファシリテーションの教科書』(かんき出版)、監訳書『場から未来を描き出す』(英治出版)がある。


flier book laboの新パーソナリティのみなさまをご紹介しました。これからのflier book laboをますます楽しみにしていただければと思います。みなさまのご参加をお待ちしております!